こどもの事が分からず、どう接して良いのか、なんて声を掛ければ良いのか、どういう気持ちなのか分からない、もう嫌だ!と思う事ってありますよね。
いつもお読み下さいましてありがとうございます。
Family Partnersの菅原でございます。
今回は、こどもの事が分からず、親子であってもコミュニケーションがとれず、伝えたい事も伝えられず、親子関係が緊張したり、こどもも親も嫌な想いをしておられる、子育てママやパパに向けて書かせて頂きます。
お読みになった後に、こどもの事がより理解出来、親子で愛情を伝えられたら嬉しくないですか?そんな子育てが嬉しく楽しくて、幸せを感じられるように。
*こどもとのコミュニケーションがとても良い、改善の必要が無い方はここで退出してくださいませ。
なぜこどもの事が分からなくなるのか?
こどもの事が分からなくなる要因は大きく分けて3つあります。
- コミュニケーションの質が悪い
- こどもの性格を理解していない
- 親自身も自分の事を分かっていない
上記の3点が大きな要因になります。
では、順に3つの要因の説明と、その解決方法を書いていきます。
1.コミュニケーションの質が悪い
約20年児童養護施設で様々なご家庭のおこさまをお預かりし、養育してきたのですが、親子関係が破綻する大きな要因は、親子のコミュニケーションの質が悪いからです。
コミュニケーションの質が悪いと言うのは、簡単に言うと、こどもの気持ちを親が理解せず、認めず、褒めず、肯定もしない状態です。
親子のコミュニケーションが上記の様な質になりますと、こどもは問題行動を起こす可能性が高まります。例えば、暴走族になるこどもで考えてみると、なぜ街中で大きな音を出すのでしょうか?静かな誰も居ない所では、普通に走っているのでは無いでしょうか?
クラスの中で私のこと見て見て‼︎とアピールをし続けているこどももいますよね。なぜ、あれほど人から見て欲しいと思うのでしょうか?
上記の2つ例は、どちらも社会や人から認めて欲しいという気持ちがありますよね。
でも、本当は誰から認めて貰いたかったのでしょうか?
そう本当は、親から認めて欲しい、褒めて欲しい、愛して欲しい気持ちがあるのです。
でも、こどもが親に直接その気持ちを聴けないし、親も愛してる事を伝えないし、認めるや共感する事を知らない場合もありますよね。
この基本的な愛されている安心感がこどもにあるのか、
愛されている安心感がこどもにないのかで、
こどもとのコミュニケーションの質が変わります。その為には、コミュニケーションの質を改善する必要があるのです。
コミュニケーションの質を改善したいと思った方は以下をお読み下さいませ。
コミュニケーションの改善方法
ここからは、コミュニケーションを具体的に改善していきます。ここまでお読みの熱い想いのあるお母さんやお父さんならきっとより良くなるために改善できますよ。
なぜなら、ここまでお読み下さったのは、お母さんやお父さんの意欲があるから。
なぜ、その意欲があるが湧くのかわかりますでしょうか?
それは、こどもの事を愛しているからですよ。
ここまで読んで下さるのは、そうお母さんやお父さんの愛があるからなんです。だから、コミュニケーションの改善が出来るのです。
コミュニケーションは、こどもとのキャッチボール。一方的になりがちになりませんか?より良いコミュニケーションをする為に、
- 寄り添う
- 具体的に
- 短く言う
がポイントになります。
1の寄り添うは、どういう事か、言葉を具体的な行動に置き換えていきます。
まず、こどもと話をする時に、遠くから「おい」や「〇〇聞いているか?」等、言うとこどもの反応は悪くなりますよね。だから、まずこどもの近くに行く(距離の問題)。
そして、目線も出来たら同じ目線か、それより下から見てあげると、こどもの印象が変わりますよね。座って話するのも良いかもしれません。(目線の位置)
また、そこでこどもの今の気持ちを聴いて見ましょう。TV見たい気持ちや話したくない気持ちもあるので、今話ししても良いかな?(確認)
そして、伝えたい事を具体的に短く言う。長いとこどもは覚えられません。学校の先生や上司でも、一方的に長々と話す人の話って、覚えていないと言うか、そもそも聴いていないことってありますよね?(話の長さの問題)
上記の事をも踏まえて、宿題をせずにTVを見ている小学生のこどもにお父さんが話をする場合。(宿題しない主義の方ごめんなさい。例えばの話なので、この例を参考に)
例)まず、こどもに近づく。(距離)
こどもの横に座って、「〇〇今話ししたいんだけの大丈夫?」と(確認)する。
「良いよ」と返事を受けたら「ありがとう」を入れる。(ありがとうを入れると激変します)
「TVを見てるけど、宿題はしてるのかな?」
「まだ。」
「まだなんだね。じゃいつからするの?」 (勉強しなさい!は、こどもがしたくなくなるので、いつからするの?とこどもが決定をする)
「TV終わってから」
「分かった、TV終わってからね。約束ね」 (約束すると、守ろうとする働きがある)
「分かった」
「ありがとう」(ありがとうは、伝えられるなら何度伝えても🆗。感謝のシャワーなので)
TVが終わって、宿題を取り組み始めてたら、「約束を守ってくれて嬉しいよ」と伝えてあげましょう。
宿題の一場面を例に出しましたが、如何にこどもを褒め、認め、信頼出来るチャンスを作っていくかでコミュニケーションは変わります。
このチャンス一回、一回が積み重なって、親子の関係が出来てきます。
認めたり、褒めたり、感謝したりする事が増えると、こどもはどの様に育つでしょうか?
基本的には、
脳に入ったものしか出ない
それは親や環境がどの様なinputをしているか?
こどもとのコミュニケーションを毎回のチャンスと捉えて、こどもと素晴らしい関係を作っていきましょう。
こうやったらもっと良いよとご助言があれば、教えて頂けると嬉しいです。
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