親子関係が紐解けるお話

親子関係が紐解けるお話

40年間親子関係で躓いていた女性が、お正月のふとした瞬間に親子関係が紐解けていった物語です。あなたが辛かったと感じていた親との物語は、これを読む事で新しい物語に書き変わり、あなたの人生が変わってしまうかもしれないお話です。

新年明けましておめでとう御座います

今年も実家に帰って
母と兄と3人で過ごしています。
(こどもと妻は妻方の実家に)
2021年に父が他界してから、
一人残された母との時間を大切にしたい思いがあり
お正月やお盆は
私の実家に帰省しています。

70歳の母は相変わらず元気にしており、

時間があれば地域のボランティアに精を出しているようで
菅原より忙しくておりました。。。
かけがえのない母との時間を
兄弟3人で大切にしたいなと思った所存です。

本日は、
母親との関係で躓いている方に向けて、
このお話を読むことで

あなたが辛かったと感じていた母との物語は
新しい物語に書き変わり、
あなたの人生が変わってしまうかもしれないお話です。
ある女性の物語です(菅原の想像物語です)

幼少期

小さい頃から一人娘だった私は、
溺愛してくる父と
承認してくれない母。
祖父母との暮らし。
何不自由のない暮らし。
ただ、母からの愛情を感じた事はなかった。
  • 褒めてくれない
  • 認めてもらえない
  • 分かってもらえない
愛してくれているという実感がなかった。
その反面、
父私の事を大切にし、
褒めてくれるし
認めてくれるし
分かってもくれた。
そんな父が大好きだった。

夫婦が壊れ始める

父と母との関係が徐々に冷めていった。

想いの強い父は、

・母に自分の思いを共有したい
・母と愛情を育みたい
・母との時間を大切にしたい
そう思っているのだが、

共感能力が弱い母は、
・父の気持ちが分からず
・父への扱いが雑になり
・父から怒られることで
父への距離はどんどん遠くなってきた。
父の気持ちが痛いほど分かるからこそ
母はなぜ父が喜ぶことをしないのだろうと
そう思っていた。怒る父と
父の気持ちが分からない母
夫婦はどんどん壊れていった。
怒る父にも
分からない母にも
私の心の距離がドンドン離れていった。

社会人時代

両親のもとで居るのが辛くなっていた。
怒る父
怒られる母
互いに二人は話をしなくなっていった。
大好きだった父は
感情的に母を罵倒するだけで
母代わりに私を求めてくる
父からの関わりも嫌になった。
社会人になって
就職するという事で
一人暮らしをする口実が出来た。
あの両親の元から
ようやく離れる事ができた。
それから
関わる事もほとんどなくなり
そのまま結婚・出産。
そのまま20年、
数えるほどしか会っていなかった。

母の死

両親に会いたくなかったので、
関わらないようにしていたのに
父から連絡があった。
「お母さんが危ないかもしれない。」
その言葉を聞いても
私の心は動かなかった。
それよりも
怒る父の映像が蘇り、
母の所へ行かなければという思いも
なくなっていった。
心のどこかで引っかかるけど、
それ以上に恐怖心もあり
時間だけが過ぎた。
そして
母が亡くなった。
少し悲しい思いはしたものの、
両親に対して心が麻痺していた事もあり
後悔というよりも
娘としての罪悪感が残っていった。
行けなかった
行かなかった
小さな小さな罪悪感が。

2023年のお正月を迎えて

私は、
夫とこども達の為に
お正月のおせちを用意する。
・おにしめ
・お雑煮
・黒豆は
お母さんから
引き継いだ味。

材料を見ながら炊きながら
時折り涙が出てる。

お母さんが
どんな想いでお正月のおせちを
作っていてくれたかは
分からない。
でも、
いま同じ立場に立って
お母さんと同じ行動をとった時に
お母さんが家族の事を
どれだけ思ってくれていたか
その事に気づいた。
今まで
私の傷ついた、辛かったという私の視点から
気付かなかった、見えなかった
お母さんの思いや家族の視点が見えた時、
涙が流れた。

無くしていた記憶

気づくと
無くしていた記憶が蘇る。

「あなたは本当に 変わっていて特別な 魅力を持っている子!」
「 どんな大人になるのか 楽しみ!」

そんな言葉が蘇ってきた。

お母さんは、
伝えるのが不器用だったから
ご飯を作ることで愛情を示してくれていたこと。

お母さんはお父さんを選んで
私は選んでもらえなかった。と思っていたこと。

お母さんと同じくらい
おばあちゃんにも愛されていたこと。

お母さんなりに
私のことを愛してくれていたこと。
私は、お母さんのことが大切だと思っていたこと。
忘れていた記憶が蘇ってきた。

お母さんやおばあちゃんが
お父さんに押し付けられて辛くてやっていたと
思っていた家事は、

お母さんもおばあちゃんも
愛する人を愛する気持ちで
それらをしていたんだろうな。
と思えた。

そんな愛を感じられたから。

これからは、
心を込めて 家事が出来るようになりそうだ。
そう思えたお正月。

おわり

まとめ

今回のお話は知人の長年の変化や気づきを
物語にしていい?と承諾を得て
書かせて頂いた物語になります。

菅原が勝手に解釈して、
物語にしております。

何をお伝えしたいかというと、
今悩んでいる事も
時間が経つことで見え方や捉え方が変わること。

そして
自分だけの視点から卒業出来ると、
見えなかった視点が見えるようになること。

自分だけの視点から
お母さんやお父さんの視点。

見える視点が増えてくると
過去の記憶が書き変わっていきます。

大切なのは

事実よりも、
あなたがあなたの人生を輝かせる物語を作ること。

あなただけが体験した物語、
それにどう光を当てられるか?

人は自分の人生に意味を持った方が
強く生きられるのです。

あなたはどんな物語を
生きていきますか?

最後まで
お読みいただきありがとう御座いました。
それでは、
今日もステキな1日をおすごしください。

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