子育てで大切な自己肯定感の育て方
沢山の2〜18歳のこども達を20年間育てて来たので、
こどもの自己肯定感を育てる為に何が大切か?
自己肯定感の高い大人と
自己肯定感の低い大人の
事例も合わせながらお伝えしていきます。
自己肯定感とは何か?
そもそも自己肯定感とはなんでしょうか?
ウィキペディアで調べると、
自己肯定感(じここうていかん)とは、
自らの在り方を積極的に評価できる感情、
自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、
自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)
自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である
と書いてあります。
自らの在り方を積極的に評価出来る感情。
自分って素敵だな。と肯定できる感情と
ここでは定義させて頂きます。
自己肯定感が高い/低い大人の事例
菅原が20年勤めた
児童養護施設(旧孤児院)のはなし。
施設に入所する2歳〜18歳のこどもは、
親と暮らせない、親から虐待を受けたこども達です。
そこに来られる保育実習生さん
数百名の調査から分かったこと。
・この実習生さんステキだな。可愛らしいな。ステキな人材だなと
思った方ほど、自己肯定感が高い。(自分の事が好き度点数は70点以上)
・この実習生さん人と関わるの苦手だな。こどもと関わるのも難しそうだなと
思った方ほど、自己肯定感が低い。(自分の事が好き度点数は40点以下)
自己肯定感が高い人・低い人の特徴
菅原が自己肯定感の高い人も低い人もインタビューする中で
共通する点がありました。
それは、
『親子関係で愛されたという実感を多く持っている人ほど、自己肯定感が高い』
・自己肯定感が高い部類の親子のコミュニケーションは
『愛されていたと分かる』
『愛してる・大好きと言葉で伝えられている』
『親のことが大好きだ』
・自己肯定感が低い部類の親子のコミュニケーションは
『愛されていたか分からない』
『愛してる・大好きだと伝えられたことがない』
『親のことが苦手・嫌い』
このように
親子のコミュニケーションが
自己肯定感に大きく反映されていることが分かりました。
菅原も元々は低かったので、
以前は、低い方に当てはまりました。
今はかなり高い部類になります。
それは、なぜでしょうか?
自己肯定感の育て方
自己肯定感を育てるには、
心理学に基づいて育ててあげると
成長率は著しく変わります。
心理学者のアブラハム・マズローさんが
欲求は5つの階層になっていると言われました。
この欲求の理解をしっかりしておくと、
子育てにおいて非常に効果的なので、
是非とも覚えておいてください。
欲求は満たされると成長する。
簡単に欲求の説明を。
①生理的欲求(ご飯たべたい・トイレしたい・寝たい欲求)
②安全欲求(安心を感じたい欲求)
③社会的欲求(人とかかわりたい欲求)
④承認欲求(人から認められたい、人を認めたい欲求)
⑤自己実現欲求(自分のやりたいを叶えたい欲求)
①が満たされると②
②が満たされると③と、下の欲求が満たされると
上の欲求を満たしたくなります。
つまり、
今こどもがどの欲求なのか?
大人が理解しておくと、
子育てで自己肯定感を育みやすくなります。
赤ちゃんは自己肯定感が高い!?
赤ちゃんってね、自己肯定感が一番高いんです。
赤ちゃんの行動を上の図を使って分解しますね。
生まれたばかりの赤ちゃんは、
お母さんから母乳をもらい、泣いたらお世話をしてもらい、
大丈夫大丈夫と声をかけられ、愛情表現たっぷりに育てられます。
マズローで説明すると
①生理的欲求を満たされ、②抱っこで安心感を得て
③お母さんつながることで人と関わる欲求を満たされ
④いつでも愛の言葉がけを受け成長してきます。
少し大きくなると、
ハイハイをして、色々な所に行き、色々なものを加え、
やりたい放題⑤自己実現欲求を叶えています。
乳幼児期に言われる
『全能感』
自分が何でも出来ると思っている状態なんです。
それだけ自己肯定感が高いのです。
自己肯定感が下がる理由
赤ちゃんの時にあれだけ全能感を持っているのに
幼児期・学童期・青年期になるにつれて
自分はダメだと思うようになります。
それは、
家族が一番の②安心感の基地であるはずなのに
『勉强が出来ていない』
『〇〇と比べてダメだ』
『馬鹿だな』
『このままだったら、社会で通用しない』等々
愛情からこどもを不安にさせてしまい、
②安心したい欲求が満たされないから、
③人と関わりたいという欲求が生まれず、
家でゲームをし続ける
引きこもるという現象が起きてくるのです。
やりたい事はなに?ときくと
「ゲーム!!」
って答えるのは、
②家で安心感を満たし
③ゲームの中で繋がり
④ゲームの中で「すごいやろ〜?」と
友達通して認めあえるから。
オンラインのゲームにこどもは
ハマるのです。
こどもの自己肯定感を高める実践編
家庭の中で安心感を得て
親子関係の関わりがうまく行っていれば
基本的には
『自己肯定感の高いこども』になります。
(夫婦関係が悪いとマイナスになりやすい)
親がこどもの安心基地で
こどもとの適切な関わりと
分かりやすい愛情表現(親は自分の事を愛してくれていると実感している)を
して行くと、
『自己肯定感は高まります』
親子の愛情表現を分かりやすい形で
表現してみましょう。
菅原家ではこんな感じ⬇
こどもに問題を出します。
「チャラン、問題です。お父さんは〇〇の事をどう思っているでしょう?」
こども
「もう分かってるし〜」
菅原
「なによ?言ってよ〜」
こども
「どうせ愛してるんやろ!!」
菅原
「大正解!?なんで分かったの?」
こども
「いっつも言ってるやん!!」
みたいに、遊びで伝えています。
こんな些細な遊びでも
こどもの心には刻まれますので、
ぜひぜひ、やってみてください。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます!
今日もステキな一日をお過ごしください。
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